21Feb

美しく健康でいる為の鍵となる腸内フローラ
私たち人間の腸内には、腸内細菌生息しています。
それは、1,000種類以上、100兆個にも及ぶと言われています。
腸内の細菌を顕微鏡で覗くと、お花畑(英語でフローラ)のように見えることから、「腸内フローラ」と呼ばれています。
この腸内フローラの状態、腸内細菌のバランスが崩れると健康に大きな影響が出ることが分かっています。
腸内フローラが乱れると、腸内細菌である悪玉菌が活性化して、増え続けます。
悪玉菌は、病気の原因になってしまう可能性のある有害物質を作り出し、様々な不調を引き起こします。
腸内細菌は、自分の口から食べたものをエサにしています。
なので、食生活を改善することで、腸内フローラを正常な状態に保つことができます。
腸内フローラのバランスを整えることが病気の予防になります。
「便移植」という健康な人の便を移植して腸内フローラを整える治療も注目されています。
腸内フローラを整えるメリット!
◆太りにくい体へ!
腸内フローラは、短鎖脂肪酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸などを生産します。
これらが腸内から血管に入り、全身に回ることで代謝が上がり、脂肪の貯蓄を防ぐことが、近年の研究で分かりました。
◆ストレスへの耐久性!
ビフィズス菌を摂取したマウスと、何与えていないマウスを狭い場所に閉じ込める動物実験をした場合、前者のマウスの方がストレス値が低かったことが証明されています。
◆病気予防!
腸内フローラが乱れは、大腸炎、糖尿病、動脈硬化などに繋がるという報告が多数あります。
腸内細菌が作る代謝物質が原因と言われているため、腸内環境を整えることが病気の予防になります。
◆免疫力の向上!
幼児期の段階で、腸内フローラをつくる菌の種類が少ないと、アレルギーを発症するリスクが高まるという説があります。
一部の乳酸菌は、摂取すると免疫細胞(NK細胞)が活性化し、免疫力UPに繋がるそうです。
◆便通改善!
腸内フローラが整うと、大腸のエネルギー源となる物質「短鎖脂肪酸」が作られます。
すると、便通が良くなります。
また、食物繊維を取るのも良いです。
◆美肌効果!
肌のフローラを構成しているのが、善玉菌です。
表皮ブドウ球菌は善玉菌と同じ効果があると言われ、表皮ブドウ球菌配合の化粧水も発売されているようです。
肌の水分量がUPしたり、バリア機能が整ったりする効果があるそうです。
◆肌トラブルに強くなる!
表皮ブドウ球菌やアクネ菌の一種は、善玉菌と同じ効果があります。
肌トラブルは悪玉菌がつくる炎症物質が原因です。
善玉菌を増やすことで、悪玉菌の働きを抑える成分を生成も増加させることが出来るため、肌荒れしにくくなります。”